【kintone】現場の入力が変わる「ノンデスクワーカー向けiPadアプリ」

kintone(キントーン)を導入している企業にとって、最大の課題の一つが「現場でのデータ入力」です。建設現場、店舗のバックヤード、介護施設、製造ライン……。こうした「立ち仕事」がメインの現場(ノンデスクワーク)では、従来のPC向け画面やスマートフォンアプリでは入力が煩雑になりがちでした。

そんな中、サイボウズから待望の新機能が発表されました。それが**「ノンデスクワーカー向けiPadアプリ(kintone Touch)」**です。(検討中の機能で、2026年4月15日時点で提供を停止されています)

本記事では、この新機能が「現場の入力をどう変えるのか」、そして「キーボードを使わないスムーズな操作感」について、具体的な設定方法や活用シーンを交えて徹底解説します。


目次

1. ノンデスクワーカー向けiPadアプリとは?

「kintoneを現場で使いたいけれど、操作が難しいと言われる」
「手袋をしていたり、片手が塞がっていたりして、文字入力が苦痛」

こうした現場の声に応えるために開発されたのが、iPadに特化した新しい専用アプリです。最大の特徴は、**「入力のインターフェースを自由自在にカスタマイズできる」**点にあります。

従来のkintoneアプリは、PCでの操作を基準に設計されていました。しかし、このiPadアプリでは、項目ごとに「電卓のような数字キー」「左右に動かすスライダー」「QRコード読み取り」など、現場の作業者が直感的に操作できる専用の入力パーツを配置することができます。

まさに「キーボードなしで情報を完結させる」ためのツールです。

kintone ノンデスクワーカー向けiPadアプリイメージ

2. なぜ「キーボードなし」が重要なのか?

デスクワークであれば、タイピングによる入力が最も効率的です。しかし、現場では状況が異なります。

  • スピード感: 作業の合間にサッと記録したい。
  • 正確性: 小さいボタンを押し間違えるミスを防ぎたい。
  • 簡便性: フリック入力やソフトキーボードを出す手間を省きたい。

今回のiPadアプリでは、例えば「年齢」ならスライダー、「個数」なら専用のテンキーを画面上に大きく表示させることが可能です。これにより、スマートフォンやPCに不慣れなスタッフでも、迷うことなく正確なデータをkintoneに蓄積できるようになります。

3. アプリの導入・設定手順

この機能は、2026年4月現在検討中の機能としてリリースされましたが、同年4月15日に提供停止されています。今後大きく仕様が変更される可能性があります。

手順①:システム管理での許可

kintoneの「システム管理」→「アップデートオプション」から、「ノンデスクワーカー向けiPadアプリ(kintone Touch)」の利用を許可します。

手順②:iPadへのインストール

このアプリはApp Storeから直接検索してインストールするのではなく、開発版アプリをテストするための「TestFlight」というAppleのアプリを経由して導入します(※将来的に変更される可能性があります)。

手順③:アプリのカスタマイズ

iPadアプリを立ち上げると、kintone上のどのアプリをiPad専用画面で表示するかを選択できます。ここで、フィールドごとに「どんな見た目で入力させるか」を個別に設定していきます。


4. 現場を支える強力な入力パーツ

動画でも紹介されている通り、インターフェースの選択肢は非常にユニークです。

  • 電卓(テンキー): 数値を入力する際、大きな数字ボタンが表示されます。
  • スライダー: 0〜100の範囲などを、指で左右に動かすだけで入力できます。
  • QRコード/バーコード: iPadのカメラを使って、即座に情報を読み取ります。
  • 音声入力: キーボードを叩かずに、声で備考欄を埋めることができます。
  • 手書き(開発検討中): サインや簡単な図をそのまま記録できる予定です。

これらのパーツを組み合わせることで、「現場での入力を極限まで削ぎ落とした専用フォーム」が完成します。

5. 実際に触ってみてわかった「使用感」と注意点

実際に操作してみると、そのレスポンスの速さに驚きます。kintoneの標準アプリとは異なり、iPadのネイティブな挙動を活かしているため、画面遷移や入力のラグが非常に少ないのが特徴です。

ただし、注意点もいくつかあります。

  1. 一部のフィールドへの対応: 現時点では開発中の機能も多く、全てのkintone標準フィールドがiPad専用パーツに置き換えられるわけではありません。
  2. データ反映の仕様: 設定によっては、計算フィールドなどの数値が即座に反映されないケースや、権限設定による表示の制限など、運用のルール決めが必要です。
  3. アップデートオプション: 本機能は正式リリース前の「検討中の機能」という位置付けです。今後、仕様変更や改善が頻繁に行われる可能性があるため、継続的なチェックが必要です。

6. まとめ:現場のデジタル化を加速させる「最後の一手」

これまで「kintoneは便利だけれど、現場の入力が大変で浸透しない」という壁にぶつかっていた企業にとって、この「ノンデスクワーカー向けiPadアプリ」は強力な解決策になります。

「キーボードをなくし、直感的なタッチ操作に変える」

これだけで、現場のデータ収集速度は劇的に向上し、入力漏れやミスは減少します。デジタル化の恩恵をデスクワーカーだけでなく、最前線で働く全てのスタッフに届けることができる。これこそが、これからのkintone活用の鍵となるでしょう。

金坊主では、こうした最新機能の検証や現場への導入支援を行っています。
「うちの現場でも使えるだろうか?」
「具体的な設定方法を詳しく知りたい」
そんなお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

現場の入力体験を、最高にスムーズなものに変えていきましょう!

https://jp.kintone.help/k/ja/touch

kintoneノンデスクワーカー向けiPadアプリ

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