デイサービスの業務改善 kintoneで管理アプリ

cybozu developer network kintone開発者ライセンスを用いて、kintoneを用いた医療介護業務改善事例をいくつか投稿させていただきました。

• デイサービス基本アプリ編
• デイサービスアプリ連携編

の2回に分けてアプリテンプレートを紹介させていただきます。

ということで、今回はデイサービス基本アプリ編！！

kintoneアプリで実現したいデイサービス業務

デイサービス基本アプリ編ではデイサービスを利用されている利用者さんの

〇問い合わせの管理
〇利用中や中断中の利用者数の管理

この2つを主とした業務アプリを作成しました。

「どこの誰がいつ紹介の連絡をくれたのか？」
「どの曜日に何人登録者がいるのか？」
「どの曜日が要介護度が高い利用者が多いのか？」

そんなことを数クリックで確認できるようにしてみましょう。

フィールドには基本情報を配置

基本となる情報は

問い合わせ日
利用開始日
中断日
などの日付系のフィールド

利用者名
郵便番号住所
などの文字列個人情報フィールド

要介護度
利用曜日
ケアマネ情報等のドロップダウン、チェックボックス等を用いた介護系情報のフィールドから構成しています。

kintoneデイサービスアプリ 基本的な機能 一覧

一覧抽出を以下の3種類作成しています

• 問い合わせ、待機者抽出画面
• 利用中抽出画面
• 中断中抽出画面

問い合わせがあった、利用者情報抽出画面

問い合わせだけがあった場合→問い合わせ

判定が通って利用待機となった場合→待機中

利用が決定した場合→利用予定

を状況というドロップダウンで選択された場合は問い合わせ抽出画面に表示されます。

問い合わせ日の降順で表示されるようになっています。
状況ドロップダウンを利用中に変更すると次に記載している利用中抽出画面に表示されます。

問い合わせ抽出画面では、問い合わせ日や利用者名、紹介元の居宅介護事業者名、利用希望曜日などを表示しています。

アプリを開くと一番最初にこの画面が開くように設定していますので、問い合わせがあった際や進捗状況の確認が入った際この画面を見て調整が出来るのではないかと考えています。

利用中の利用者情報を一覧で抽出

利用されている方のみが抽出されます。

状況ドロップダウンで利用中が選択されている方ということですね。データは後で書いているグラフなどに反映されています。

利用中断中の利用者情報抽出も可能

入院や一旦利用休みたないなど利用中断される方はこちらに抽出表示されます。

【一覧画面でチェックしたレコードを絞り込み帳票出力する方法】

kintoneデイサービスアプリ 基本的な機能 グラフ

グラフを以下の3種類作成しています

• 登録状況
• 要介護割合（利用中）
• 新規申し込み数

登録者数なので状況把握を一覧画面で実現

曜日と状況をクロス集計しています。

曜日ごとに現在利用されている方と、中断中の利用者数が表示されます。

どこが空いているかが一目でわかると新規受け入れの際便利ですよね。

利用者の要介護割合も、１画面で確認可能

状況ドロップダウンの利用中を選択されたレコードのみを曜日ごとに登録者の要介護度割合を表示しています。

こちらも新規受け入れの際に重症な方が多くないかどうかなど一目で確認できるようになっています。

新規申し込み数の集計は自動集計

最後に新規申し込み数（問い合わせ中）を月別に表示されます。会議資料などでデータが必要になる可能性もありますので作成しています