別ドメイン間やゲストスペースと連携可能なキントーンサービス

キントーンの別ドメインやゲストスペースと連携可能なサービスがリリースされました。別会社のキントーンドメインと連携したり、顧客繋がっているゲストスペースと連携したりとキントーン活用する幅が広がるサービスだと思うので紹介します。

目次

DataSyncer for kintone ?

クラフテクス株式会社が提供しているDataSyncer for kintoneの新しいサービス。2024年8月27日にお試し利用が開始されました。DataSyncer for kintoneには、Windowsソフトを使ってフォルダー内のcsv情報をキントーンと連携したり、PDFやメールとキントーンを連携したりと”データ連携”がメインのサービスです。

DataSyncer アプリto kintone

今回リリースされたのは、DataSyncer アプリ to kintoneというサービス。今までのサービスと大きく違う点はWindowsじゃなくても動く点。今回はクラウド上でデータ処理をするため、Windowsソフトを使わないということでした。

注目の機能としては、別のキントーンドメインやゲストスペースと連携ができるところ。キントーンの標準機能では、キントーンの別ドメインやゲストスペースとレコード情報を連携させることは難しい。手動でcsvのエクスポートインポートなどで対応する必要がありましたので、画期的なサービスだと感じました。

設定は製品側のキントーンで行う

キントーンプラグインであれば、自社のキントーンにインストールして設定します。よくある連携サービスであれば、製品サイトにログインして設定を行います。DataSyncer アプリ to kintoneはキントーン上で設定するのですが、自分の環境ではなくサービスを提供しているクラフテクスさんの環境で行います。

ぼかしかけていますが、自分専用の環境を作っていただきました。イメージとしては製品サイトにログインして設定する感じですね。そのサイトがキントーンという違いでしょう。

データシンカーの設定はキントーンで行う

キントーンで設定するので、キントーン理解していれば簡単

キントーンアプリで設定しますので、キントーン理解している方であれば簡単に設定ができるかと思います。どのドメイン環境からどのドメイン(またはゲストスペース)と連携するかを設定します。

そして、フィールドマッピングはテーブルフィールドで行います。双方のキントーンアプリで設定したフィールドコードをセットします。同じにしていれば設定しやすいですね。

ポイントとしては、Toフィールドコード、取得してきた情報をセットする側のアプリに重複禁止のフィールドコードを設定しておくとFrom側でレコード更新した際To側でも更新が反映されます。逆に重複禁止のフィールドがない場合は、毎回新しいレコードが登録されます。

更新のタイミングは、スケジュールかwebhookか

データの追加更新タイミングは、スケジュールとリアルタイム(webhook)の設定が可能です。私はこれを見た時

これは、スケジュール設定の場合、重複禁止で更新するように設定していないと毎回全レコード追加されるのでは?

そうならないように、連携対象レコードの絞り込み設定ができます。
例えば夜の22時に今日作成されたレコードだけを対象にできるので、その一覧を作っておけばいい。翌日のスケジュールの時には翌日のレコードだけが対象となるのでね!

ということで、レコードの追加更新タイミングについても設定次第で色々と現場にあった設定ができそうです。

DataSyncer アプリ to kintone 価格について

初期費用:100,000円(既にDataSyncer for kintoneシリーズをご利用中の場合は無料)

年間利用料として180,000円なので、月額15,000円となります。設定可能なタスクは3つまでで、追加したい場合はタスクを5つ追加で年間利用料が+70,000円。

よくあるキントーン連携サービスと似たような価格帯ですね。導入するハードルはそこまで高くないかと思います。今回は別ドメインとゲストスペースで試しましたが、同じドメイン内での集計など幅広く利用できると思います。

まずはお試しができるみたいなので、下記リンクからお試ししてみて下さい!

DataSyncer アプリ to kintoneレビュー

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