キントーン連携サービスを使った在庫管理方法比較

kintoneでアプリ間集計をしたいとなれば、標準機能だと中々難しい

アプリからcsv書き出して、1つのアプリにまとめていくって面倒くさいですよね

そんな時便利なのが、kintone連携サービスです。アプリ間集計をするといて、僕が頭に浮かぶkintone連携サービスは

  • Customine
  • データコレクト
  • krewData

どの連携サービスも定時実行やリアルタイム実行がありますが、この3つの違いについて「在庫管理アプリ」で比較してみようと思います

ちなみに僕は3つとも契約しているので、どのサービスにも偏りなくご紹介できると思いますw

目次

ざっくりした違い3サービスの違い

結構色々な場所で3つのサービスの違いを勝手に語っているのですが・・・

サービス名CustomineデータコレクトkrewData
機能万能集計特化複雑なフロー集計可能
実行手動/定時/リアルタイム手動/定時/リアルタイム手動/定時/リアルタイム
その他JobRunner
最大20スロット
定時は
1アプリ1回だけ
1分に実行
5回まで

文字の色変えたいとか、フィールドの表示非表示をコントロールしたいとか、幅広くkintoneをカスタマイズしたい場合はCustomine

制限なくリアルタイム集計をしたい場合はデータコレクト

値の編集や集計した値を更に集計するなど複雑なフロー集計はkrewData

オールマイティに使えるのはCustomineだけど、定時実行やリアルタイム実行(JobRunner)には1000スロット契約しても20スロットまでしか設定できないので、多くのアプリ間集計をしたいならDataCollect

複雑なフローの集計はDataCollecよりkrewDataが合っている気がするが、入力補助や文字の色を変えるとか、集計以外の活用を考えるとCustomineが便利

つまり、それぞれ違うのでkintoneで何がしたくて、今何ができないのかで検討ですかね

3サービスのどれか選ぶのではない

3サービスのどれかを選ぶというよりは、それぞれ違う機能を持っているサービスなので、他のkintone連携サービスと同じように選択する。必要であれば、2つ組み合わせたり、3つとも契約するのもありです

Customineで入力補助をして、データコレクトでリアルタイムアプリ間集計。夜にkrewDataでスケジュール実行できれば、kintoneでやれることも多いですよね・・・

とは言えでも、3つのサービスってどのような設定で機能させるのは分からない方もいると思いますので、在庫管理というテーマでシンプルなアプリと各種連携サービスの設定を紹介します

在庫管理の各サービス設定イメージ

今回は、2つのアプリを作成して、それぞれ連携サービスを設定しました(なので合計6アプリ作成)

Customineで在庫管理

アプリはスマートで、在庫を補充したり消費する際は「倉庫アプリ」にレコードを追加することで「製品アプリ」の在庫数が増減する仕組みです

Customineの設定は以下の通りで、webhookは使用していません。Customineにはカスタマイズを実行するタイミングを細かく設定することができるので

  1. レコードを保存する直前(削除時は除く)
  2. 現在の画面が追加画面ならば
  3. フィールド値が特定の値ならば

みたいに、特定の条件が満たされた時に発火するように設定できます

実際の動きに関しては、最後に動画リンクを乗せておきますので、ご確認ください

データコレクトで在庫管理

データコレクトはwebhookを活用しました

Customineみたいに、条件を満たすと実行みたいなことはできないので

  • 手動実行
  • 定時実行
  • 自動実行

をプランによって選択していきます

データコレクトで倉庫アプリに追加されたレコードの、該当する製品コードの入庫数と出庫数を合計して、製品アプリにセットする

倉庫に補充された場合は

= SUMIFS(デーコレ物品!数,デーコレ物品!種別,”補充”,デーコレ物品!製品コード,製品コード)

データコレクト在庫管理設定

自動更新の設定もしておきます

webhookなので、通知を送信する条件や更新対象を設定しておきます。レコード削除にチェックを入れると更新対象は最新のレコードのみになるので、設定に注意してください

リアルタイムデータコレクト

Webhookを活用するということで、kintoneはWebhookの通知は60回/分って制限があり、61回目は通知されません。1分間に60回を超えるのであれば、Customineを利用するとか、定時集計で対応するって選択肢もありますね。

ただ、kintoneは1アプリに対して1日に実行できるAPIリクエスト回数が10,000が上限に設定されていますので、この辺りも運用方法検討必須ですね!!

krewDataで在庫管理

最後にkrewDataですが、アプリはデータコレクトと同じですね

krewDataもですが、Customineもデータコレクトも・・・もっと言えばkintoneにも答えがないので、自由度が高い分難しいですねw

今回は、物品倉庫アプリから補充と消費に分類して、製品コード毎にグループ化して製品一覧に数をセットしました。やっていることはデータコレクトと似ていますね。

krewData在庫管理フロー

動画で3製品チェック(YouTube)

同じ結果を出せるし、全く違うこともできるkintone連携サービス

今回は類似する目的(在庫管理)に対して、類似するアプリ(製品アプリと倉庫物品アプリ)用いて

  • Customine
  • データコレクト
  • krewData

それぞれのkintone連携サービスを使ってみました

今回利用していませんが、CustomineのJobRunnerは利用可能なスロット数に制限があります。データコレクトは定時集計は1つのアプリに1回しか定時をセットできません。krewDataはプランによって利用可能なフローが制限されますが、1000フローは存在しないです(相談したら・・・どうなんでしょうね)

それぞれ制限やできることが違うので、何がしたいのか!!

  • 入力を簡単にしたい
  • データ集計を自動でしたい
  • 帳票出力までを自動化させたい

全てフルで契約している人もいます。この3つを組み合わせると、正直kintoneはkintoneじゃなくなりますね(いい意味で)

kintone在庫管理 連携サービス比較

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