カスタマインで複数キントーンレコードアプリ間集計

twitterでとある方とお話をしている中で、1つこんな意見がでました

って話をしていたら、@gusukuSupport さんから gusuku customineなら1スロットで可能だよと声掛けいただきました。ではやってみようとその場で思い、30分程でアプリ作成とgusuku customineの設定をやってみました。

結果として、複数アプリの情報を1つにまとめて集計することは可能でした。

どの様なアプリを作って設定したのかを書いてみました。

目次

複数kintoneアプリ間集計

  • A事業所記録アプリ
  • B事業所記録アプリ

2つのアプリにあるデータを活用したい。集計アプリを作成して2つの事業所の当月の収益見込みを算出したい。

kintoneに答えはないと思っています。なので、方法はいろいろあると思います。

レコード作成時に、ユーザー選択やグループ選択フィールドを活用し、レコードのアクセス権を設定することでA事業所はB事業所の記録を閲覧できないようにすればよい

記録の方法やフォームの構成が違う為アプリを分けたいと考えたとしても、フィールドを条件によって表示しなかったり、グループフィールドに入れて管理すればよいかもしれません

でも、プロセス管理をA事業所とB事業所は考え方や利用方法が違うとか、A事業所はこのフィールドは不必要とか・・・

色々な課題から事業所ごとにアプリを作成するとしましょう。しかし各アプリのデータは合算したい。

スペースにグラフ貼り付けて各アプリのデータを表示するのではなく、各アプリのデータを合算した値を数値フィールドに入力させたい!!(ほぼ自動で)

そして、事務処理をさくっと終わらせて、確保できた時間を利用者さんや職員に還元!!

A事業所 kintoneアプリ

  • 利用者マスターアプリ
  • 単位数マスターアプリ
  • 記録アプリ

3つのアプリをA事業所は利用しているとしましょう。

利用者マスターアプリは単位数マスターアプリとルックアップで繋がり、記録アプリは利用者マスターアプリとルックアップで繋がっています。

記録アプリで利用者名をルックアップフィールドで選択すれば、要介護度や介護度に応じたデイサービス利用時の提供単位数が各フィールドに情報が保存されるように作っています。

本来であれば色々な情報を入力するために多くのフィールドを配置すると思いますが、今回は複数アプリの集計がメインですので・・・お許しください

利用者マスターアプリ
単位数マスタアプリ
記録アプリ

要支援だけ回数ではなく月単位

要介護1~5の利用者さんは、利用回数に応じた費用が請求されます。要支援1~2の利用者さんは月単位で費用が請求されます。その為、要介護と要支援は別に計算させる必要があります。

単位数マスターアプリでは要支援の単位数だけ空白にしておきます。

要介護度単位表

B事業所 kintoneアプリ

利用者マスターアプリ
訪問自費費用マスター
記録アプリ

A事業所とアプリの構成はほぼ同じですが、こちらは介護保険ではなく、自費費用がメインの事業所とう設定です。なので、要支援なら500円 要介護3以上は3000円という価格設定をしています。

自費費用表

集計を行うkintoneアプリ

今回やりたいことは、A事業とB事業所が利用している各記録アプリを1つのアプリにまとめて集計する。そうすることで、当月の収入見込みを知りたい!!

集計アプリには、各事業所アプリ情報を関連レコード一覧フィールドで表示しています。

やりたいことを叶えるには、関連レコード一覧フィールドを利用して1つのフォームに情報を集約する。これはkintoneの基本機能で出来ることです。

そして、customineを利用して関連レコード一覧フィールドの情報を集計する。集計結果を別フィールドに入力させる。各アプリの集計結果を計算フィールドで合算すればやりたいことは叶うはず!!

まずは、こんな感じでフォームにフィールドを配置しました。

集計アプリフォーム

A事業所の関連レコード一覧

A事業所と名前を付けた関連レコード一覧フィールドには、記録アプリに登録されている当月登録されたレコードの要介護度と単位数を表示させています。100人の登録者が月に8回デイサービスを利用した場合、レコード数は800程度となります。

要支援は月単位の請求となるので空白にしています。なのでさらに絞り込む条件で要介護1~5だけを表示させればいいのですが、後で説明する資料様にあえて、絞り込んでいません。

要支援1,2は月単位請求なので、現在利用されている要支援1,2それぞれの登録者数を知る必要があったので、利用者数を表示する設定となっています。詳しくはカスタマインの設定時に書きますので、こんなアプリを作成したと覚えておいてください。

関連レコード一覧設定イメージ
関連レコード一覧設定イメージ
関連レコード一覧設定イメージ

B事業所の関連レコード一覧

B事業所は、要介護度に関係なく回数請求です。

要支援登録者数は必要ありませんので、B事業所としての関連レコード一覧フィールドは1つだけです。

関連レコード一覧設定イメージ

customine設定

集計アプリの複数の関連レコード一覧フィールドを配置しました。customineには関連レコード一覧を集計させることができます。

関連レコード一覧の集計

参考にしたのは
関連レコード一覧を集計する(gusuku support)

カスタマインで集計

この設定で、A事業所の記録アプリに登録された提供単位数の合計が表示され、更にA事業所合計単位としてフィールドに数値を保存できる!!

設定後イメージ

関連レコード一覧に表示させた数値の合算はできた。

customineは関連レコード一覧のレコード件数を表示して、フィールドに結果を保存することもできるので、要支援別の利用中の登録者も表示可能です。
関連レコードの件数を取得するワザ(gusuku support)

カスタマイン設定イメージ

cutomineでカウントした要支援1,2それぞれのレコード件数に、それぞれ月で請求できる単位数をかけてやれば要支援1,2の収入見込みが把握できます。

要支援の単位数は空白になっています。しかし、その下に配置したA事業所単位合計には単位数の合算が表示されています。

関連レコード一覧フィールドに表示されていなくても、該当するレコードの集計は全てしてくれるみたいです。ただ、件数が多すぎると処理に時間がかかるみたいです。

今回配置した関連レコード一覧フィールドの情報は集計のために表示している。つまり確認する必要はありませんので、表示件数は最低の5件で設定しています。

kintoneアプリ間集計イメージ

色々とやった結果、見事一番上に配置した計算式フィールド当月収入にA事業所とB事業所の収入見込み合計を表示させることが出来ました。

kintoneでは1アプリに設定できるフィールドの数は最大500ですので、あとはどれだけの情報を上手に配置していけるかですごいアプリになりそうですね・・・

設定後イメージ

タブ表示でキレイキレイ

フォームに配置するフィールドが多くなると見た目がぐちゃぐちゃになるので、そういった時はタブ表示させておくと便利ですね
フィールドをタブに分けて表示する(gusuku support)

カスタマインでタブ表示

Customine複数集計 まとめ

カスタマインの設定は、アプリ作成含めても30分ほどで私にもできました。むしろアプリ作成がメイン・・・

今回利用したcustomineの環境は、フリープラン(キンボウズとして登録したアカウント)なので、1つのアプリしか試すことが出来ない状況でしたが、

ってアドバイスをいただいたので、試してみました。結果1スロットで実現することが出来ました。

関連レコード一覧フィールドで情報を1つにまとめて、customineで必要な計算式を書けばいいだけ

さて、アプリ設定30分ブログの記事作成1時間ちょいと雑な説明にはなりましたが、いかがでしたか?

customineで複数アプリ集計

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