地域の医療介護資源をネットで公開共有するシステム作る
病院のベッドの空き情報を確認するには電話するしかない
この問題に対して、色々と・・・・本当に色々とここ数年やってきました
キンボウズブログでも以前から何度か書いてきました
空床1の背景は病院や介護施設によって異なる
実際に1空いているとしても
- 入院入所中の方の状況
- 人員配置状況
- その他色々
実際1空いてたとしても、余力は0・・・
自動的に空き数を計算してその情報を集約できたとしても、上記の背景があると中々公表に難色を示してしまう
では、担当者が定期的に入力するデータベースを作るとしましょう
情報全てではなくても一部一般公開したいですよね
そもそもだれが集計するのか?
各医療機関や各施設の状況をリアルタイムに見るためには、各医療機関や各施設の基幹システムと集計システムをリンクさせる必要があります
それがいいけど、各々別の基幹システムを使っているので構築設定が大変(費用も膨大)
では、毎日10時に申告するようにする?
申告された情報を集計するのは誰?
地域中、日本中の集計をする会社を作る?
ということで、前回書いた案
こいつを具体化して、実際データベース(仮)を触ってもらえるようにデモサイトやデモページ作ってみました
これが正解ではないです
ただ、こういった方法もある
医療介護資源データベースで地域包括ケアシステム
- お金をあまりかけない
- 運営主体は公的、手を動かすのは民間でもいい
- 強制ではない
強制しないけど、データベースに情報がなかったり、更新されていないと見向きもされない(かもしれない)
実際に作っていきます
初回情報登録はフォームブリッジから登録
回答ボタンを押すとMyページリンクに飛ぶボタンが出現します(kViewerと連携しています)
MyページボタンをkViewerへ飛んで、情報を確認することが可能となっています。
情報を編集するボタンを押すとフォームブリッジと連携しているので、内容を修正することが可能
登録時に自動返信メールを設定しているので、Myページのリンク先を医療機関や事業所側に伝えることができるので管理が楽です
もしリンク先を忘れたと連絡があった場合でも、Myページへのリンク先はkViewerの設定画面で各医療機関や事業所のMyページリンク先を確認できるので問い合わせ対応もバッチリ!!
医療機関や事業者は自身の情報をkViewerのMyページで修正
各医療機関や、事業者はメール記載のURLをブックマークでもして各自必要時に修正
各施設や機能毎に今回はレコード作成していますが、1レコードに1病院の機能全てを記載するとか方法は色々と検討できるかと思います。
ただ、検索しやすいのはレコード毎に機能を登録する方が楽です(医療機関や事業所側はそれだけMyページのリンク先が増えるので管理が大変?各施設に任せればいいだけですけどね)
医療介護資源のデータベースはkintoneで構築
入力された情報はフォームブリッジ経由でkintoneに蓄積されます。
何かしら集計したい場合はkintone側でやろうと思えば簡単にできます(必要なデータをフィールド配置して、入力してもらう必要がありますが)
一般の方はkViewer経由で医療介護資源の検索が可能
kintoneの情報はkViewerで一般の方や情報を必要とする医療機関、事業所が利用可能
実際の検索ページはこちらを参考ください
kViewerのリンクリストやレコードの絞り込み機能を活用して病床機能毎に検索可能とし、都道府県ごとのページ作成もしてみました。
数値を入力させれば、更なる可視化が可能に
例えば、◎〇△ではなく実際の数値を入力すればkintoneでグラフ集計することが可能
そうすれば、kViewerを使ってグラフも一般公開できます
データさえあればやれることの幅は広がりますが、データを入力する量が多くなると現場の負担にもなります
どこまでリアルタイムに近いデータを求めるか、何を共有したいかを明確化してからの導入が必須ですね
kintone医療介護資源共有システムのコストは?
アプリを自身で作成するとすれば(税抜)
- kintoneスタンダードコース 最低5ユーザー(¥88,200)
- kViewerプレミアムコース(¥171,000)
- フォームブリッジプレミアムコース(¥159,600)
年間必要コストは¥418,800(税抜)で、全国でも世界でも活用可能です
民間ではなく、公的な機関がこういった情報管理をして欲しい
実際にデータベースを作って、管理するのは民間に委託すればいいと思います
ただ、運営主体は自治体とか公的な機関がやるべき
一般の方だけでなく、医療介護従事者にとっても貴重な情報源となるデータベースを
これだけは避けたいですからね・・・
そして、kintoneは医療介護資源のデータベースを作ることに特化している訳ではありません
他にもやれることは一杯あります
普段は使わないけど、緊急事態に利用して情報共有の基盤にするとか・・・
今回イメージしやすいようにデモサイトに反映させてみました(おっさん一人で)
動画で説明してみました
実際個人で受けることは難しいですが、サイボウズパートナー企業のメンバーなので、そちらで何かお手伝いできるかもしれません
医療介護に関わらず、地域や国内の資源共有は大きな課題ですよね~