キントーン対象レコードが存在する時、リンクボタンを表示する
kintoneの関連レコードフィールドは非常に便利です。
条件にあったレコードを、同じアプリでも違うアプリでも探して表示してくれます。非常に便利なフィールドなんですが、対象レコードがなくてもフィールド自体は表示されます。
対象レコードがなければ、表示しないカスタマイズ?
でも、そもそも対象レコードが1件だけなら関連レコードというより、対象レコード(そんなフィールドはないです)
Customineですぐにできそうなので、上記の問題についてカスタマイズ作ってみました。
対象レコードがなければ、関連レコードを表示しないカスタマイズ
関連レコードフィールドに表示するレコードがない場合、関連レコードフィールド自体を表示しないCustomine設定
- フィールドやグループを非表示にする
- 関連レコード一覧の条件でレコードを取得する
- レコード行数をカウントする
- フィールドやグループを表示する
基本関連レコードは非常時にする。関連レコードで設定した条件に該当するレコードが1件以上ある場合のみ、関連レコードを表示するってCustomineカスタマイズです。
関連レコードフィールドを表示する条件は35番。レコード件数が1件以上ならばのレコード件数は31番で取得できているので、厳密には34番は不要ですね。
表示するレコードがない場合、関連レコードフィールドは非表示になるので、フィールドがスマートになります。標準機能ではフィールドの表示非表示はできないので、Customineではよく利用するカスタマイズの1つです。
では次に、別のレコードに移動するリンクボタンを作ってみましょう。
対象レコードのリンクボタンを設置する
関連レコードで表示するレコードの件数が1件(重複禁止にしているとか)その場合、リンクボタンを設置したい。
標準機能だと、リンクフィールドに対象レコードのリンクを貼るって面倒臭いので、Customineでカスタマイズします。
- キーを指定してレコードを取得する
- ボタンをスペースに配置する
- レコード詳細画面に遷移する
リンクボタンを配置するだけです。ここからダラダラ書きますが、やりたいことはリンクボタンを配置するだけです。
注意:リンク先のレコードが1件に絞れる必要がある
このカスタマイズの前提としては、リンク先のレコードが1件に絞られること。ボタンを1つ配置する前提なので、対象となるレコードが複数あると運用できません。顧客に対して、記録アプリで作成するレコードは1つだけ。記録の内容はテーブルに入力するので、複数レコードは必要ないという運用です。
顧客アプリと記録アプリには同じIDが登録されます。
キーを指定してレコードを取得するで、キーとなるフィールドとキーの値をIDと設定します。
ボタンを配置する条件が、レコード件数が1件以上ならばを設定しているのは、レコードを取得した際、該当するレコードがあればボタンを表示、なければ非表示。
ボタンを押すと、キーを指定して取得したレコードのレコード番号を用いて、レコード詳細画面に飛ぶ。
やったことは、リンクボタンを配置しただけですが、リンク先を自動で取得。リンク先がない場合はボタンを表示しない。
動画でも簡単に説明しています。
見た目も大切です。不要なフィールドは必要になるまで非表示にしておきたい。そうすることで、色々と捗るし、ストレスも軽減されると思いませんか?