キントーンアプリ間集計 標準機能では満足できない

キントーン(kintone)で複数アプリを作成し、アプリ間集計で値を確認したい。

Aアプリに入力した鉛筆の在庫合計と、Bアプリに入力した鉛筆の在庫合計を集計して出したい。キントーンの標準機能では、AアプリBアプリそれぞれで作成した集計値を目視で確認し、別のアプリに手動で入力する必要があります。自動で集計したり、ボタンを押すと集計値が出てくるなんてことは標準機能ではできません。そんなこともできないのと言われたりしますが、私もそう思います 笑

ただ、1つのアプリで完結させるようにしておけばいいだけなんです。

AアプリにA店舗の在庫数
BアプリにB店舗の在庫数

上記みたいなやり方だから、アプリ間集計の手間がかかるんです。鉛筆の在庫数を入れるフィールドと、店舗を選択するフィールドを配置すれば1つのアプリで在庫数を管理することができます。

1つのアプリに情報を入力しておけば、あとは全店舗でも、条件をつけても鉛筆在庫数の集計を確認することは可能です。

この集計値を同じアプリの集計値を、計算フィールドで使うとかは標準機能ではできないです。極力1つのアプリ内で完結するようにしても、集計値を目視して入力する作業は必要となってきます。

目次

アプリ間集計にコストをかけるべきかどうか

では、kintoneはアプリ間集計ができないかと言われれば「できる」が答えになります。カスタマイズをしたり、連携サービスやプラグインを利用するとアプリ間集計できるのがkintone。

月に1回数カ所に値を入れるだけに月数万のコストをかけるかのか?勿体無いと感じる人もいれば、そういった作業をなくしたいと感じる人もいます。kintoneプラグインや連携サービスで「アプリ間集計といえば」私は3つの製品を思い浮かべます。

データコレクト
krewData
Customine

同じ集計結果を出すとしても、製品によって結果を出すまでの設定や設定可能なアプリ数やフロー数が違うので、使いたい形や予算によって選択が必要となります。

kintoneにできないことが多い。標準機能は780円で利用できる

kintoneはキントーンですから、できないことは勿論ありますし、全ての業務課題を解決できるとは限りません。たまにキントーン導入したら何でもできると思っている方がいますが、そんなことは全然ありませんのでご注意ください。

キントーンの標準機能で十分な場合、月額780円(1ユーザー)となります。javascriptやプラグインを用いてカスタマイズしたい場合、月額1,500円(1ユーザー)となります。1,500円にしたからといってkintoneはキントーンのままです。標準機能がレベルアップするわけではない。

kintone自体は780円で使えるんです。拡張性が高い分、標準機能は安定性や汎用性が求められると思っています。毎月のアップデートで様々な新機能が追加されていますが、現状の使い方をさらに便利にするアップデートはあっても、帳票出力やアプリ間集計などが実装されることはありません。

連携サービスを提供しているパートナーを気にしてアップデートしないというよりは、キントーンを追求しているアップデートだと思っています。なので、当面アプリ間集計機能が標準機能に実装されることはないと思います。

kintoneアップデート情報

kintoneを活用するには、できることできないことをしっかり把握しておくことですよ!

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