電子稟議フローアプリを自作可能なツール kintone
稟議書や報告書が紙で捺印の場合、上司を探すぐらいならマシですが申請書が今誰まで回っているか確認するとか面倒くさいですよね。サクッと申請書、稟議書を電子化してみませんか?
kintoneアプリは「プロセス管理」って機能を使うことで、
- 申請者(キンボウズ)
- 主任
- 課長
- 部長
- 承認
って流れで書類を申請する環境が簡単に作れます。
来月までに購入したい物品の稟議なのに、稟議が戻ってこない
稟議書探し、それは宝探しに似ている
ってことにならない様に、kintoneを使って稟議書探しという旅にピリオドを打ちましょう!!
kintone プロセス管理とは?
プロセスの可視化が大切
今どの状況に置かれているのかを把握することは非常に重要です。
何故重要か?
同じ建物内にいても、自分の稟議等申請書がどこにあるか分からないのは不安です。医療介護の場合に限らず、1つの建物内だけでなく、地域や日本全国に事業所や支店が散らばっているのではないでしょうか?
2月10日:3月15日のセミナー参加 稟議書を提出
2月12日:所属上司が承認
2月14日:本社定期配送にて本社に郵送
2月16日:稟議書が本社に到着
2月18日:訂正が必要と判断され、差し戻し
2月20日:差し戻された稟議書が手元に戻る
セミナー参加費の支払いは締め切りは2月24日→諦める
申請あるあるな方もいるのではないでしょうか?
メールを使えば配送の時間短縮は出来ますが、メールの確認忘れで多くのメールに大切な稟議が埋もれてしまう可能性があります。kintone使ってみたらこういったワークフローの問題が解決するのでしょうか?
kintoneプロセス管理を用いて、稟議フロー管理
簡単なアプリを作成しました。フィールドは
- 申請者(初期設定でログインユーザーを指定)
- タイトル(文字列1行)
- 内容(文字列複数行)
- 予算(数値)
必要最低限のフィールドを配置しました。
kintoneプロセス管理設定
書類申請プロセスを少し詳しく説明
kintoneアプリで申請フロー
申請者は、申請書アプリを使用して申請書を作成(申請書って言葉多い)作成できれば、申請ボタンを押すと
プロセス管理の設定で、「申請」アクション実行後のステータスを「主任承認待ち」にしています。申請ボタンを押せば主任のkintoneポータル画面に通知されます。
主任承認フロー
申請者の画面とは違って、主任には
- 承認
- 差し戻し
2つの選択肢が存在します。プロセス管理の設定で
- 承認→課長承認待ち
- 差し戻し→新規
という感じで、アクション名とアクション実行後のステータス設定をしました。ここで言う「新規」は申請した段階のステータスを戻すということなので、「差し戻し」というアクション名があてはまるのではないかと考えています。
今回主任は承認してくれましたが・・・
課長差し戻しフロー
主任が承認した場合、ステータスは「課長承認待ち」となります。以下の画像は課長が差し戻し、主任が差し戻された案件を確認している画面です
差し戻しと共にコメントも入るので、kintoneって便利!!って場合でなく、数社見積データを添付でもして再度主任が承認し、ステータスを「課長承認待ち」へ
承認フロー
最終的に今回のプロセス管理では、部長が承認ボタンを押すことで、ステータスが晴れて「承認済み」に変更されます。
これで、この稟議は承認済み!!
〇〇の購入が出来ますが、承認されたタイミングですぐに通知して欲しい・・・
承認されたか分からないので、通知したい
以前「kintone通知をapple watchで確認することで連携をスムーズに」
ってタイトルで、kintoneの通知に対して直ぐに反応するために、apple watchを使って別の業務中でもkintoneの通知に敏感になるには・・・的なことを書きました
今回、部長が承認することで、レコードのステータスは「承認済み」となります。承認済になったことを申請者がいち早く知る為に少しkintone設定をしてみます。
レコードの条件通知
アプリ設定で、レコードの条件通知を設定していきます。設定をした画面が以下の画面です。
これで、部長が承認した時点で申請者に「部長承認済み」と通知が来ます。apple watchに通知できれば
kintoneアプリの通知画面
通知をkintoneアプリで確認してみると
タップしてレコードの詳細を確認すると
kintoneで書類申請管理も楽々
サイボウズ社のサービスにサイボウズofficeがありますが、サイボウズofficeでは今回書いたkintoneプロセス管理がより簡単に設定することが出来ます。
〇ワークフローをWebシステムに。クラウドだから外出先から申請できる
kintoneでもプロセス管理を使えばワークフローをwebシステムに!!は可能です。サイボウズofficeよりも、kintoneの方が少しだけ設定を理解する必要がありますが・・・
書類作成、承認までをkintoneで管理する。紙として残しておきたいのであればプリントクリエイターで印刷kintoneで全てOK・・・勿論もっとカスタマイズする必要はあるんでしょうけどね~