kintone標準機能で訪問サービスの業務改善

目次

利用者kintoneアプリ(訪問リハ 標準)

利用者情報を蓄積するアプリ

  • 訪問曜日と時刻の把握
  • 単位数の計算

この2点を重視した作りとなっています

訪問曜日と時刻の管理

曜日はチェックボックスで、訪問曜日にチェックをしておきます

一覧の条件に使って、曜日ごとの訪問者を一覧表示可能とします

kintoneで訪問曜日と時刻管理

kintoneの標準機能では、日付から曜日を自動で表示させることはできません

連携サービスを使えば可能ですが、今回はライトコース縛り(まぁ縛る必要はないんですけど)

そこで、予め文字列1行フィールドの初期値に曜日を入れておきます

あと、曜日ごとに訪問時間が決まっているはずなので、それもこちらに入力しておきます

【kintone容量落とし穴】kintone変更履歴で添付ファイルデータのバックアップ→kintone容量圧迫問題

アプリアクションで記録kintoneアプリへコピー

こんな感じで曜日ごとのアプリアクションを作成しておきます

アプリアクションを活用し、日報作成負担軽減

コピーするのは

  • ID
  • 利用者名
  • 開始時刻(曜日ごとに変える)
  • 終了時刻(曜日ごとに変える)
  • 回数基本(後で説明します)
  • 集中リハ
  • 建物減算
  • 曜日(曜日ごとに変える)

ざっくりこんな感じで設定しています

アプリアクションを使った日報作成設定画面

今日の曜日一覧を見る

  1. 自分が担当する利用者のレコード一覧を選択
  2. アプリアクションで該当曜日を選択
  3. 記録アプリに必要事項がコピーされたレコードが作成される
  4. 記録する

こんな流れですね

コピーをするフィールドは1つでもアプリアクションは複数作成できますので、レコード作成が楽にできます

記録アプリ側でルックアップを使うと、他のフィールドのコピーで曜日ごとに訪問時間が違うという課題解決が難しくなります

加算系の扱いはIF関数で処理

加算が色々とあると思います

今回は

  • 本体単位数は292単位
  • 短期集中リハビリ加算
  • 提供体制加算
  • 診療未実施減算
  • 同一建物減算

を算定する可能性があるとして作成しました(リハマネ加算とかは自分でやってみましょう 笑)

加算管理もkintoneで設定可能

kintoneはIF関数が使えますので、算定ありなしで提供するサービスの単位数が計算可能です

例えば、同一建物減算には

  • 減算なし
  • 10%減算
  • 15%減算

の3種類が訪問リハビリテーションではあると思います(確か・・・)

IF関数を用いると

IF(同一建物減算=”減算1″,0.9,IF(同一建物減算=”減算2″,0.85,1))

ラジオボタンで

  • 減算1を選択すると0.9
  • 減算2を選択すると0.85
  • それ以外を選択すると1

これを計算した単位数にかける計算式を作れば、%で減算されるルールにも対応できるかと思います

同じように他の加算や減算にもIF関数を活用させています

記録kintoneアプリ(訪問リハ 標準 記録)

記録アプリにはROUNDDOWNを活用しています

開始時刻や終了時刻のズレ問題にはROUNDDOWN

9:00~10:00の3単位提供予定としましょう

実際は8:59~10:02の提供だったとします

本来であれば3,600秒(60分×60秒)の予定が、3,780秒の提供となりましたね

さて、訪問リハビリは20分1回ですから、回数を出したい場合は計算ででた数値を1200秒で割れば良い

  • 3,600÷1200=3回
  • 3,780÷1200=3.15回

 0.15の差が生じてしまいます

292単位を3回提供したはずなのに、292×3.15=919.8単位となってしまいます

なので、回数の計算はこんな感じにして切り捨てしています

ROUNDDOWN((終了時刻-開始時刻)/1200)

あとは必要な計算式を組むことで訪問毎に提供単位数が計算可能です

1回1回の計算を合計することは集計やグラフ上では可能です

その数値を手入力せずに別のアプリにフィールドの値として登録したい場合はデータコレクトとかサービスを使う必要がありますかね

一連の流れを動画で説明しています

訪問リハビリkintoneアプリを標準機能で作成してみた

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次