介護認定調査をデジタル化してクラウド上で情報共有
何らかの理由で介護サービスを利用したいと考えた場合、必要となってくるのが要介護(要支援)認定です。申請から認定までアナログだと時間がかかるので、kintoneを活用して介護認定調査をデジタル化してみましょう。
介護保険料支払っているから、すぐに介護認定が出るかと言えばそうではないんですね
介護認定がでるまで1ヶ月以上かかるケースも
介護保険申請から、認定通知までの流れはざっくり書けば
- 必要書類の提出
- 訪問調査
- 一次判定
- 二次判定
- 要介護認定の通知
こんな流れになります。
認定までどれくらいかかるのか?
申請から認定までは原則として30日以内に行われる・・・ことになっていますが、1か月以上かかる市町村も多いのではないかと感じています。
【キントーンで地域の医療介護資源を地域で共有できる仕組みを作りたい】YouTube
認定が出る前でも利用できる?
申請してから、認定が出るまでに介護サービスを利用したい!!
認定通知前に介護サービスを利用することはできます。介護保険法では、要介護認定の効力は申請のあった日までさかのぼることになっています。
結果として要介護又は要支援の認定が下りれば、申請時から利用した介護サービスも保険給付の対象となるため、介護サービスとして利用することができるのです。
しかし、申請から通知まで30日以内って結構日数がかかりますよね?認定に関わる人の負担も大きいと考えられます。
kintoneで介護認定申請フローは実現可能
- 書類郵送
- 会議
仮に郵送や会議が認定申請から通知までに時間がかかっている要因としましょう。
kintoneや連携サービスを利用することで期間の短縮が図れるのではないかと考えます。
認定調査は紙でもデジタルでも
バインダーみたいな端末に、専用の紙を挟んでメモをします。
そうするとメモした内容がデータ化され、kintoneと連携させることでメモデータをkintoneレコード登録することが出来るすごい機械(使ったことないけど)
- 支給されたCamiAppsと専用用紙を持参して調査を行う。
- kintoneにデータアップ後、手入力で修正し調査結果を報告とする。
CamiAppsを利用することで、調査時の記入した内容がkintoneにアップできる。
アップした内容をkintoneを利用して修正し、認定調査の完了となればkintoneの操作を覚える必要はありますが、スピード感のある調査結果報告となるのではないでしょうか?
主治医の意見書をkintone入力
市町村の窓口から主治医に対してkintoneを利用して通知が入ります。(メールや、念のため郵送も必要ですかね)
主治医の先生はkintoneに主治医意見書内容をレコード登録していきます。
認定調査結果も主治医意見書についても、プロセス管理を利用することで通知がスムーズになるかもしれませんね。
介護認定審査会をkintone&Zoom
- 認定調査資料
- 主治医意見書
- コンピューターによる一次判定の結果
これらのデータをkintoneで確認する。
ログインユーザーによって閲覧できるフィールドを設定しておく
最終介護認定審査会のメンバーが全ての情報を閲覧できるようにしておく
会議で集まるのが大変ならZOOM
折角kintoneで情報共有しているのだから、審査会をZOOM等のWEBミーティングを利用することで、会議室に集まる必要を無くします
kintoneの画面を見ながら、介護認定を決めていきます。
確定すれば確定した結果をkintoneに入力し、プロセス管理を完了したタイミングで通知される
通知も工夫
kintoneのプロセス管理が完了されたタイミングで、郵送対象者として一覧に上がるようにして置く
プリントクリエイターを利用して、認定結果を通知する書類を印刷して発送
希望者は登録したメールアドレスにも通知が入るようにしておく
導入時は大変だけども
全国共通として動いていく必要があるので
- 端末準備
- 研修
などなど大きな壁は立ちはだかりますが
- 介護認定申請者は増えていく?
- 介護認定に関わるスタッフの確保が大変?
となれば、介護認定審査にkintone導入もあり得る話かもしれない?