サイボウズ製品価格改定で、小規模でキントーン活用は難しい

2024年秋にサイボウズ製品の価格改定が行われると発表されました。今回の改定では大規模向けのライセンスも発表されましたので、小規模や個人での利用は更に厳しい製品になったと考えます。

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2024年10月から、順次サイボウズ製品価格改定ルール変更

価格が変更されるのは、

  • サイボウズOffice
  • Garoon
  • キントーン
  • メールワイズ

の4製品です。オプション系のサービスは料金は変わりませんが、年額料金などが変更となっています。

年額にするメリットがなくなった

今までの料金体系では、年額にすることで月額よりも2%ほど料金が安くなる価格でした。

キントーンライトコース月額780円=年間9360円 年額コースだと9170円

これが、キントーンライトコース月額1000円=年間120000円 年額コースだと12000円と月額と年額の差がなくなりました。月額は気軽にユーザー数を減らすことができますが、年額は更新のタイミングでないと減らすことはできません。月額を代理店から購入していて、振り込みなどの対応をしている場合は手数料を考えると年額にしておく方がいいパターンもありますが、それ以外だと年額にするメリットは減った気がしますね。

最小契約ユーザー数の変更で、キントーンは10ユーザーから契約に

キントーンは5ユーザーから10ユーザー
メールワイズは2ユーザーから5ユーザー

に、最小契約数が変更されます。現在変更後のユーザー数に満たない場合は、

月額は2026年10月31日までは、契約コースや契約数を変更しなければ既存のユーザー数でサービス利用が可能。2026年11月1日以降は自動的10ユーザーへ切り替え。

年額は2024年10月1日以降の契約更新日までOK、更新日後は10ユーザー(こちらもユーザー数変更しない前提)

なので、猶予期間はありますが2026年11月あたりで10ユーザーじゃないと使えなくなります。

値上げ自体は10年間なかったが、最小契約ユーザー数の変更から見るサイボウズ

2014年4月にキントーンはライトコースとスタンダードコースになり、その頃から今回の価格改定まで値段は10年間据え置きだったと思います。そう考えると、昨今値上げされている製品が多いので特にサイボウズが値上げすること自体した仕方のないことかと思います。

それ以上に、最小契約ユーザー数がキントーンは10ユーザーからとなります。10人以下の企業は企業数の75%ほどであると言われています。ただ、そういったユーザーは売り上げには繋がりにくい。今回ワイドプランといった大企業向けのコースも発表されたので、サイボウズのターゲットは10人以上の中小企業と大企業。そして非営利向けであることが理解できます。

当然のことでしょうが、私自身1ユーザーで利用しているので、猶予期間含めてどうしようかなと考えてしまいますね。

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