自動でルックアップフィールド絞り込みキントーンプラグイン
kintoneのルックアップは便利なフィールドで重宝しています。便利なのですが、大量のレコードがルックアップ対象となれば絞り込みが大変です。ルックアップの初期絞り込みは通常機能として備わっています。
今回、フィールドに入力された情報と連動してルックアップを絞り込んでくれるプラグインがあったので利用してみました。
まずはkintoneルックアップの準備設定
今回やりたいことは、住所を入力したアプリを用意する(居宅住所アプリ)
ルックアップを利用して、別のアプリ(利用者アプリ)で居宅住所アプリに登録されているレコードを有効活用したい。多くのレコードがあると想定して、利用者アプリに入力した行政区をルックアップ絞り込みの設定として利用する。
う~ん、もっと簡単に言えば
〇〇区と利用者アプリに入力していれば、ルックアップ時に〇〇区の情報しか表示されないようにすることで選択を楽にする‼
居宅住所kintoneアプリ設定
- 都道府県
- 市町村
- 区
- 住所
- 居宅名
を入力できるフィールドを配置しておく。住所入力補助にはgusuku customineが便利ですね
利用者kintoneアプリ設定
居宅住所アプリの情報をルックアップで活用する利用者アプリ
事前に
- 名前
- 住所(区)
を入力しておき、後程居宅名等の情報をルックアップを利用して入力する。
ルックアップフィールドの設定
コピーするフィールドの設定や洗濯時に表示するフィールドを設定しておきます。
ルックアップ対象の場合、設定画面にある絞り込みの初期設定を設定しておくことでルックアップの選択肢が絞り込めて便利です。
例えば、京都の左京区と絞り込みの初期設定をしておけば左京区の居宅情報しか対象にはならない。
便利ですけど、もう少し柔軟性が欲しいのでプラグインを利用して柔軟性をもたせてみます。
kintoneルックアップ動的絞り込みプラグイン
TIS様のkintoneルックアップ動的絞り込みプラグインを利用してみました。
1つのフォームに複数のルックアップフィールドが配置されていることも多いので、このプラグインは複数のルックアップフィールドそれぞれに設定することが可能です。
まず、フォーム内のどのルックアップフィールドを対象とするか選択します。
その後、ルックアップ内フィールド(関連付けるアプリのフィールドから選択)とアプリ内フィールドを選択し
- 等しい
- 等しくない
- 次のキーワードを含む
- 次のキーワードを含まない
を選択して、設定完了となります。
今回の場合、アプリ内フィールドに左京区と入力されていれば、ルックアップの情報が左京区で絞り込んだ状態から選択することが可能となります。
関連付けるアプリで設定したアプリのレコードには左京区と中京区2つの区の情報が入っていますが、
プラグイン効果で、アプリ内フィールドに左京区と入力されていれば左京区しか表示されません!!
事前に別のフィールドに情報が入っていて、ルックアップと共通するワードが入っているのであればこのプラグインは利用できるかもしれませんね。
あまりにもルックアップ対象が多いときに便利なプラグイン
他にもルックアップ絞り込みプラグインがいくつかあります。そのうちキンボウズが多用しているTIS様のルックアップ/階層区分対応ドロップダウン変換プラグインも併せてご紹介させていただきます。
多くの対象から絞り込みたい時に下の画像の様に事前に絞り込むことが出来ないケースもあるのかなと思います。
で、TIS様のルックアップ/階層区分対応ドロップダウン変換プラグインを使ってみます。
細かく分類しているレコードをルックアップとして設定する必要がある際に、ドロップダウンリスト風に選択できるのはかなり便利で良く利用しています。
プラグイン利用イメージ動画(YouTube)
ルックアップ機能は、kintoneで楽する為には必須のフィールドです。二度打ちしなくていいし、共通ワードを複数のアプリで用いることが出来ます。打ち間違いや個人差を解消することが出来ますが、レコードが多いとどうしても絞り込みに時間がかかる・・・
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